5月は、伊勢エビのラストシーズン。
真鯛の季節に続き少し遅れて旬がやってくるのがこの花鯛。
花鯛は、秋にも、べらぼうに脂がのりますが、春は少し控えめです。控えめとは言っても脂がのって美味しい季節には、間違いないです。生のお刺身、お鮨も良いけど、塩焼きも良いですね~。
写真の花鯛は、1キロぐらいありますが、こちらは銚子漁港の花鯛です。三浦半島長井漁港では、1㌔ものはなかなかお目にかかれませんが、400gを超えれば良い感じで脂がのってます。季節の花鯛、ぜひ食べてみてください。
GW~5月2週目は、三浦半島長井漁港は、泳ぎアオリイカの大群がやってきます。多い日は、泳ぎアオリイカが1日50キロも水揚げがあります。
今年2020年は、GW明けまでヤリイカが続きましたが、GW明けの週末にヤリイカの水揚げがなくなり、変わってスルメイカとアオリイカが水揚げされています。
この時期の泳ぎスルメイカは、スルメイカ専門の釣り船の釣りものなので値段は一気に上がります。
泳ぎものだと、江戸や鮨八の旬で安くなるアオリイカと釣りのスルメイカの値段が同じぐらい・・・
同じ値段なら、甘~いアオリイカでしょうか?それとも、食べ慣れたスルメイカでしょうか?
お好みで楽しみましょう!
GWが明けて中旬ぐらいになると三浦半島長井漁港で増えてくるのが、カマス!たまにサンマに間違われます(笑)。あんまり鮨、お刺身では、見かけない方が多いんじゃないのかな?
昔からの江戸前スタイルのお店では、あんまり見かけないですね。江戸前でも結構獲れるのに不思議です。
5月のカマスは獲れる旬で身も太って良いし、脂は秋に比べると薄いですが、結構やってくれます。
このカマスの身上は、やはり匂い。あえてこの漢字で書きたいです。良い匂いがするんです。皮目に。
焼き魚で◎。刺身、鮨ならぜひ皮を炙る、炙りで食べて欲しいです。たまに見かける、皮を引いてしまっているカマス。一番の魅力を捨てないで~
相模湾のアジの旬は春!です。本によるとアジの旬は夏って書いてあるけど、相模湾のアジは、春。
アジっていつでもあるからちゃんと写真撮ってなかったりします(笑)
この写真見たらメアジのほうが食べたくなるなぁ~
さぁ、5月に入るとアジも相模湾から東京湾の黄金アジが良くなってきます。5月後半でも相模湾の大アジなら二重丸のあぶらのりです。
この二重丸のアジを一週間寝かしました。真っ白白のアジの出来上がりです。
ただ一週間寝かせるには、やはり活ものを仕入れてしっかり仕込みたいもんです。自分で食べるならいざしらず、びっくりするようなアジの出来上がりです。美味しかった~。
胡椒鯛とかけば良いかな?背中の点点がカルボナーラのように胡椒を振りかけたような・・・
胡椒鯛を使う鮨屋さんは、あんまりいませんね。ほぼ皆無。イタリアンやフレンチでは、ド定番のお魚です。和食系ならたまに産直をうたう居酒屋さんでたまに見かけるぐらいかな。もったいない。
5月になり水温が上がってくると2~3尾ずつですが、かかってきます。先日も3㌔ものの活魚のい胡椒鯛を買って寝かせました。もうトロトロッです。なんでこんな良い魚を鮨屋さんが使わないか、不思議でなりません。
鮨屋さんには、鮨屋と寿司屋と2種類ありますが、鮨屋なら魚が旨いって書くんだから、胡椒鯛を使えよ~と思うけどな。
はも~
漢字で書くと鱧。豊かな魚。
京都では夏の定番ですね。しっかり骨切りして湯引きで梅でいただきますね。
5月に入るとこの三浦半島長井でも入ってきます。関東でハモが獲れることは意外と知られていないようで、驚かれます。結構、活ものを私も仕入れるのですが、これがなかなか水槽にしまうのが大変で・・・ハモの歯って凄いんです。噛みつかれたら血だらけになります。それで何人も病院に・・・
なので一大イベント!今年も気をつけて持って帰ります。
そうそうハモは獲れ始めるだけで、一番の脂乗りは、秋ですぞ~。秋鱧が一番、脂乗ってて美味しい。うちの息子も大好物です。夏の京都を彩るハモですが、まだこの時季は、もう一歩!
なのでさっぱり湯引きで。秋はハモ天。
も少しお待ちください。
できれば同じ三浦半島でも東京湾側の金田あたりのエボが最高かな。このエボは、小さいな。大サイズだ最高!ただ、小さいから仕込みの手間と身が白濁していて美しくないので、板前さんが嫌がるのよね~。
美味しいのにな~。
なので干物になっちゃうのよね~。もったいない。
でも鮮度◎ならぜひ、食べて欲しいエボ鯛。です。
真あじ
金目鯛
赤むつ(のどぐろ)
石鯛
アブラボウズ
初かつお
真あじ
飛び魚
この時季は、まだOK!
春ぶり